2022-01-01から1年間の記事一覧

新私訳:韓国の民法 その8<第373条~第459条>

第3編 債権 第1章 総則 第1節 債権の目的 (債権の目的)0399第373条 金銭で価額を算定することができないものであっても、 債権の目的とすることができる。 (特定物の引渡しの債務者の善管義務)0400第374条 特定物の引渡しが債権の目的であるときは、…

新私訳:韓国の民法 その7<第279条~第372条>

第4章 地上権 (地上権の内容)0265第279条 地上権者は、他人の土地において建物その他の工作物又は樹木を所有するため、その土地を使用する権利を有する。 (存続期間を定めた地上権)参照:借地借家法03第280条 契約で地上権の存続期間を定める場合には、…

新私訳:韓国の民法 その6<第211条~第278条>

第3章 所有権 第1節 所有権の限界 (所有権の内容)0206第211条 所有者は、法律の範囲内において、その所有物を使用し、 収益し、及び処分する権利を有する。 (土地所有権の範囲)0207第212条 土地の所有権は、正当な利益のある範囲内において、土地の上…

新私訳:韓国の民法 その5<第185条~第210条>

第2編 物権 第1章 総則 (物権の種類)0175第185条 物権は、法律又は慣習法によらないで任意に創設することができない。 (不動産物権変動の効力)0176:0177 第186条 不動産に関する法律行為による物権の得喪変更は、登記することにより、効力を生じる。 …

新私訳:韓国の民法 その4<第162条~第184条>

第7章 消滅時効 (債権及び財産権の消滅時効)0166:0167:0168-01第162条 債権は、10年間行使しないときは、消滅時効が完成する。2 債権及び所有権以外の財産権は、20年間行使しないときは、消滅時効が完成する。 (3年の短期消滅時効)第163条 次に掲げ…

新私訳:韓国の民法 その3<第98条~第161条>

第4章 物 (物の定義)0085第98条 この法律において「物」とは、有体物及び電気その他の管理することができる自然力をいう。 (不動産及び動産)0086第99条 土地及びその定着物は、不動産とする。2 不動産以外の物は、動産とする。 (主物及び従物)0087第…

新私訳:韓国の民法 その2<第31条~第97条>

第3章 法人 第1節 総則 (法人の成立の準則)0033-01第31条 法人は、法律の規定によらなければ、成立しない。 (非営利法人の設立及びその許可)0033-02第32条 学術、宗教、慈善、技芸、社交その他の営利でない事業を目的とする社団又は財団は、主務官庁の…

新私訳:韓国の民法 その1<第1条~第30条>

民法 第1編 総則 第1章 通則 (法源)参照:明治8年太政官布告第103号(裁判事務心得)3条第1条 民事について、法律に規定がないときは慣習法により、慣習法がないときは条理による。 (信義誠実)0001-02.03第2条 権利の行使及び義務の履行は、信義に従…